5月23日〜25日、大阪へ行きます
2013-05-10


禺画像]

ゴールデンウィーク中は、お天気といい積雪といい、春スキーとは思えないゲレンデでした。
連休が明けて、昨日はようやくあたたかくていいお天気になったので、ニセコ駅前桜ヶ丘公園の開花の様子を見に行ってきました(写真)。
連休の合間に行ったときはフキノトウだけだったのに、咲き始めるとあっという間ですね。濃いピンクの花はカタクリです。いまつぼみがいっぱいなので、あと1週間もすればもっと豪華になります。青いのはエゾエンゴサク。

ニセコでは春の典型的イメーシの1つともいえる、このワイルドフラワーの花畑は、この頃の大学入試問題によくも取り上げられています。

【高知大 2011年「生物」より一部抜粋・改編】


日本のある地域に分布する代表的な自然林と、そこに隣接する二次林A、二次林B、およびスギ人工林において、それらの植生調査を行った。
二次林Aにはニリンソウやカタクリなどの春植物といわれる多年生の草本種も生育していた。春植物とは、春先に芽生え、展葉・開花・結実を行った後、夏までに地上部を枯らせて休眠する植物のことである。春植物は自然林とスギ人工林では出現せず、二次林Bでもまれであった。二次林Aがもつ春季の林床環境が春植物の生育に及ぼす正の効果を100字以内で述べよ。(植生調査のデータは省略)

解答例を、私が編集に関わった「センサー生物基礎」(啓林館)より転載します。

【解答例】二次林Aは冬季にはを落とす樹種から成っており、さらに下草刈りや落ち葉かきが行われていることから、春先から夏に樹木の葉が展開されるまでの間、林床には春植物が生育するのに十分な日照がある。(92字)

落葉広葉樹の森ならではの、こうした春植物は、初夏に木々の葉が茂るまでの間に花を咲かせて種をつけるところまで終えることで、生活場所を確保しています。春先の短い期間に地上部の生活を終えるため、そのはかない美しさを称して「春の妖精」を意味する「スプリング・エフェメラル」とも呼びます。
ニセコは落葉広葉樹の森が広がる場所ですので、地域に住む人にとってはこのような解説は当たり前すぎることかもしれませんが、れっきとした大学入試問題にもなる自然現象です。

ちなみに、北海道は亜寒帯で針葉樹が優占すると思われている人は多いのでは? たしかにエゾマツ、トドマツなどの常緑針葉樹やカラマツのような落葉針葉樹の森もありますが、落葉広葉樹の森が圧倒的に広いです。それはなぜ?というのも、これまた高校生物ではハイレベルの課題です。

★☆お知らせ★☆


今年も出版ネッツ関西フェスタに出展します。
対面型ブースにて商談・雑談・コミュニケーションをお待ちしています。
日頃なかなかお会いできない関西周辺の出版関係の皆様、下記の時間帯にぜひお越しください。
5月23日木曜日夕方でしたら、こちらからお伺いもいたします。
ご連絡お待ちしています!

 ◆日時 5月24日(金)12:30-21:00  5月25日(土) 10:00-17:00(名刺交換会18:30-)
 ◆場所 ドーンセンター(大阪・天満橋)



☆ 
(禺画像])ニセコ芸術系情報サイト Niseko Arts

  ★ウィーン・シティ・マラソン、04:39:33で完走できました。
第30回ウィーンシティマラソン

◇今週末はノーザンホースパークマラソン(ハーフ+7km)、そして来月は小樽運河ロード(ハーフ)とサロマ湖100kmウルトラマラソンに出場します。

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