ニュース:健康エコナ関連全商品が出荷・販売停止に
2009-09-17


禺画像]

食用油「エコナ」の関連商品すべてが、発売元の花王、およびエコナを使用したツナ缶を製造・販売しているはごろもフーズにより出荷・販売停止されるとの報道が一斉になされました。
鳩山新内閣発足のニュースに隠れていますが、ご注目ください。

販売停止は、エコナに含まれる成分が、体内で発がん性物質に変化する可能性があるためとの理由からです。以下は、毎日新聞のサイトに掲載されたニュースの転載です。

花王:エコナ出荷停止 成分が発がん性へ変化可能性指摘で 

花王は16日、特定保健用食品「エコナ」シリーズの関連全商品について、17日から出荷・販売を停止すると発表した。商品に含まれる「グリシドール脂肪酸エステル」という物質が発がん性物質に変化する可能性があるため。出荷・販売が停止されるのは食用油「エコナクッキングオイル」や同シリーズのマヨネーズ、ドレッシングオイルなど59商品。

 「グリシドール脂肪酸エステル」は発がん性のある「グリシドール」に分解される危険性が欧州で指摘され、日本でも食品安全委員会が調査中。花王は「安全性に問題はないとみているが、消費者の意識も考慮し販売を自粛する」と説明している。

 花王によると、6月にエコナクッキングオイルを自主検査したところ「グリシドール脂肪酸エステル」などが通常の食用油の最大18倍含まれていることが分かった。製造時の脱臭工程で副次的に生成されたのが原因という。「グリシドール脂肪酸エステル」の含有率を減らし、10年2月の販売再開を目指す。

 花王は消費者からの返品にも応じる。問い合わせは同社消費者相談室0120・501・243。【高橋昌紀】

(転載ここまで。)

花王消費者相談室の受付時間は、9月末までが午前9時〜午後7時(土・日・祝日を含む)、10月以降は午前9時〜午後5時(土・日・祝日を除く)です。

エコナを含み、体脂肪がつきにくいとして売られている食用油については、過去の2冊の著書の中で発育期の子どもには不適当であると警告してきました。
以下は、そのうちの1冊「子どもの食育がよくわかる本」から抜粋です。

肥満を防止するために人工的に処理したさまざまな食用油が売り出されています。大人はかまいませんが、子どもたちにはふさわしくありません。というのは、このような食用油は消化・吸収されにくいよう加工されていて、結果として必須脂肪酸(注:文字通り、人の健康にとって欠かせない必須のあぶら)をほとんど含んでいないか、他の脂肪に比べて少なくなっているからです。また、このような食用油ばかりを食べていると、脂肪に溶けて吸収される脂溶性ビタミン類が体内に取り込まれにくくなります。子どもたちにはできるだけ自然食品や人工的に手を加えていない食用油として脂肪を食べさせてあげてください。

さらに詳しくは、本書または「子どもの脳を育てる栄養学」に書いています。ぜひこの機会にお手にとってごらんいただければ幸いです。
このブログの下の方に本のカバー写真をのせています。クリックすると楽天ブックのサイトにリンクします。

上の写真は、以前からずっとブログに載せてみたくて保存していたもので、ベルギーの人気料理、フリット(揚げ物)です。ベルギーと言えばワッフルやチョコレートが有名ですが、料理としてはもうフリットに尽きます。町のあちこちにフリチュール(揚げ物屋)のお店やスタンドがあり、ポテトはもちろんソーセージから餃子もどきから肉団子から、何から何まで素揚げしてタルタルソースなどを添えて食べさせてくれます。私たちはアントワープで宿泊した宿の近くでフリチュール以外のレストランを見つけられず、二晩続けてフリット漬けになりました。

続きを読む

[健康]
[世界一周旅行]
[仕事]
[本]
[食]

コメント(全0件)


記事を書く
powered by ASAHIネット